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パイルのこと③

粉状のパイル

引き続きパイル製造についての第3弾、水洗、処理 から乾燥までをご紹介します。

水洗いで中性になったパイルを今度はもう一度、染色釜 に戻して、余分な染料を落とすため石鹸で洗います。これをソーピングと呼んでいます。ソープで洗うからソーピングですね、たぶん…。

この時は温度を90℃まで上げるのがミソです。そしてもう一度染色釜にもどして水で石鹸を洗い流します。そしてさらにもう一度、染色釜に戻して(またか!?)パイルに電着処理を施します。パイルに静電気を帯びさせるための処理で、パイルの種類や用途に応じて使う薬品を変えています。
薬品名は…なんか難しいのでパス!とにかく粗塩みたいなモノです!ふぅ~、これで染め上がり!何度も染色釜と水洗機を往復します。結構手間がかかっているでしょ?

まだパイルは水浸しというか水の中に交じっている状態なので、脱水をします。ポンプでパイル入りの水を吸い上げ、布袋にどんどん入れていきます。1袋には5kg入ります。最大で300kgのパイルを汲み上げます。汲み上げはポンプがやってくれますが。袋で受けたり、脱水機に放り込むのは人手です!袋入りのままパイルを脱水機にかけると、色付きのオカラみたいになります。このオカラを乾燥機に入れるのですが、乾燥機がちょっと変わっています。

建物の4階くらい高さまでパイプが伸びていて、このパイプの中をパイルが熱風で吹き上げられて、下まで落ちてくる間に乾くという仕組みなんです。乾燥機から出てくるパイルはサラサラのフカフカなんですよ!

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