機械設備(フロッキー)

機械能力を引き出すのは
結局は人の力が
あってこそ

全自動の機械があっても、人間がスイッチを押して稼働します。機械の不具合を感じるのは、熟練の腕を持つ職人の、目、耳、手です。
KPの機械はどれも年季が入ってベテランですが、上手く乗りこなすことができる職人が多数いるので安心です。

フロッキー加工された京都パイルオリジナルの生地

FLOCKY MACHINE

植毛装置の種類

糊(バインダー)を基材に塗布する”糊塗布機”、パイル(短繊維)を植える”植毛機”、糊を 乾かす”乾燥機”からなる
一連の製造機械のことを言います。KPでは、それぞれに数種類の機械があり使い分けています。それらの機械は、組み合わせ一つで全く「性格」が変わります。
KPには全部で6レーンの植毛装置がありますが、ほとんどが違う組み合わせで作られていて色んな製品の加工が可能です。

型を使って糊を引き、パイルを植毛したイメージイラスト

糊(バインダー)塗布機

全面にパイルを植毛するのか、柄をプリントするのかは、この工程次第です。
パイルというのは極小です。ですので、糊の塗布面のムラはそのまま仕上がりに影響します。また多すぎるとパイルが埋没してしまいます。
ムラなく濡れるか、厚みをどこまで調節できるか、粘度も気にします。細かい柄の表現や、生地の撥水性なども考慮します。
全てを機械任せにはせず、数値では表せない職人技術が必要な工程となります。

機械設備(糊塗布機)

機械の画像は企業秘密でNGですが、KPが所有している糊塗布機のご紹介です。

ロール捺染機

銅製のロールに柄を彫刻しものによっては表面に鍍金加工を施した型を使用して、ゴム製の大きなロール(タイコ)の間に生地を挟み柄を転写します。

ドクターナイフコーター

ゴム製の大きなロール(タイコ)の上に生地を走らせ、金属製のドクターナイフで生地表面に接着剤を均一に塗布します。 生地とドクターナイフとの間隔を変えることで植毛後の硬さや植毛強度などの調節をします。 接着剤を生地上で均して塗布するため厚手の生地や撥水性の強い生地に有効で、薄手や撥水性のない生地は裏に接着剤が抜けてしまい加工ができません。

コンマコーター

板状のナイフではなく、曲面状のナイフを使用したコーターです。 ドクターナイフより制度が高く薄い塗膜を形成します。 転写フロック用の植毛をする際に、転写後に台糊が残らないように出来るだけ薄く塗布するためにこの機械をつかいます。

ロータリースクリーン捺染機

金属製の網を筒状にしたシリンダーに任意の柄が出るように膜を張った型を使用してプリントを行う機械です。

フラットスクリーン捺染機

平面状の化繊の網に接着剤が抜けないように膜を張り任意の柄の部分は空けてある型を使ってプリントします。

植毛機のフロックしている簡易イメージ

植毛機

パイルは供給機に入れられ、落下もしくは、上昇させます。そこで電気の力を利用して、垂直に生地へと植毛させます。
生地のシワがあるとその部分は植毛されませんので、生地のテンションから、パイルの供給量を見て、パイルの植毛具合を瞬時に判断し
調整します。フロッキー加工の最重要工程です。1cm四方に数万本もの密度で植毛されます。

機械設備(植毛機)

機械の画像は企業秘密でNGですが、KPが所有している植毛機のご紹介です。

アップ式植毛機

生地をパイル供給機と電極で挟み、電極に向かってパイルを飛翔させます。この時点でプリント植毛加工された状態になります。
この機械の特徴として空中で植毛されるため生地の裏にもパイルが付着します。植毛時に空中に浮いているため、伸縮性の低い
生地に向いた機械です。

自由落下型ダウン式植毛機

供給機から高周波振動状態の網を通過したパイルが自由落下で電極に達し、通過する際に電荷して生地に向かって飛翔します。
この時点で全面植毛された状態になります。パイルの使用量により、供給機を2か所稼働する場合もあります。
植毛時の生地は金属製のビーターによって上下に揺れています。それによって有効植毛面を増やしより高密度な植毛を施します。

ダイレクトチャージ式植毛機

この方式は供給機の中の網の上にブラシが付いていて、ブラシが回る事で強制的に網からパイルを落とします。その際に直接パイルを電荷させて生地方向へと飛ばします。ダウン式やアップ式に比べて風などの影響を受けにくく強制的にブラシで落とすため部分的にパイルの量が少なくなる中稀のリスクが減り、またロングカットパイル特有の玉になり易い性質もブラシによる強制落下によって大きく改善されます。生地を送るベルトはメッシュ状でその下に余分なパイルが落ちる設計になってます。

フロッキー加工後の乾燥のイメージイラスト

乾燥機

糊が乾いていない状態では、接着強度は弱いままです。フロックした生地が数mであろうと何千mだろうと、同じ乾燥機を使い糊を乾かします。あまり長時間、高温で乾かすと生地に悪いので、
接着強度を持たせるよう、ギリギリの時間を考え、スピードと温度を調整します。

機械設備(乾燥機)

機械の画像は企業秘密でNGですが、KPが所有している乾燥機のご紹介です。

蒸気加熱型シリンダー式乾燥機

金属製で円筒状のシリンダー内に蒸気を満たして加熱し、その熱で乾かすタイプの乾燥機です。蒸気によって加熱されたシリンダーに直接生地が触れます。
そのため生地の裏にパイルが付着していた方がバインダーによってシリンダーを汚す事がなくなります。
シンプルでかつ小型化できるメリットがありますが乾燥能力が低く加工可能な生地も薄手のものと限定される事がデメリットですが、KPではさらにテンターを保有しているため乾燥能力の低さは問題になりません。

熱風加熱型二段シリンダー式乾燥機

ガスファンヒーターによる熱風を炉内に送り、金属製の大きなシリンダーをジグザグに配置して乾燥時間を増やした機械です。
炉内の長さは弊社で一番長くそれに比例して乾燥能力も高い。
仕上がりが巻き取り専用機のため巻の交換が出来るようにダンサロール+ターレットワインダーでテンションを変えることなく巻き替えが可能です。

熱風加熱型中空・シリンダー乾燥機

空中に浮いた状態で乾燥するタイプと工程Bの乾燥機のタイプとの混合形の乾燥機です。 乾燥能力向上と中空式のデメリットである耳巻きやテンションの不安定を改善する仕様になっています。

熱風加熱型コンベア式乾燥機

金属製のコンベアに布を付けた物の上に植毛した物を乗せて炉内に運びガスファンヒーターから送られる熱風で乾かす乾燥機です。
乾燥能力はその長さに比例しますが、温度は100℃以上に上げられる事から蒸気加熱型に比べ格段に乾きやすくなっています。
植毛後の生地がコンベア上に乗っているため対進行方向にテンションが掛かりにくく伸縮性のある生地に対して有効な方法になっています。
ですが、機械構造が複雑なため必然的に大型になってしまいまたその構造の複雑さから加工速度に制限がかかります。巾は2m程ありW巾に対応しています。仕上がりは基本的に振り落ちですが、紙へのプリント加工時は振り落ちを固定して、巻き取り機を増設し加工を行えます。

熱風加熱型二段コンベア式乾燥機

工程Dの乾燥機を二段にした形の乾燥機です。乾燥能力は向上しますが機械的に複雑になるデメリットがあります。

保有機械設備

機械名 台数
4色ローラー捺染機 1
ロータリースクリーン捺染機 1
フラットスクリーン捺染機 1
ドクターナイフ植毛機 1
コンマコーター植毛機 1
ヒートセッター 2
タンブラン 2
除毛機 3
後加工機(柄付機) 1
サーキュラー100kg 1
脱水機 1
シートカッター 2
検反巻取機 3
ウインス 1

お問い合わせ

パイルのことフロック加工のこと、ご不明な点がございましたらお気軽にお問い合わせください。 またフロッキー加工だけでなく、パイルの販売も行なっておりますので、パイル希望の場合もご相談ください。

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